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探偵事件簿:
浮気調査相談事例07

「ある日届いた意外なもの」45歳女性

結婚して20年、夫の経営する会社も安定し、子供も成人し、これからは夫婦の時間を中心にしていこうと、色々と計画していました。 子育てと事業を軌道に乗せることに夫婦で必死に進んできました。

ある日、夫宛に小包が届きました。送り主は女性。聞いたこともない名前でした。仕事柄、全国各地に出張し、接待でクラブも利用することも把握していたので、そういうお店のママからの贈り物かな?その程度で考えていました。過去にもお中元、お歳暮や夫の誕生日などに贈り物が届くことはありましたから。
クラブなどでの出来事は毎日報告をしてくれていたので、お店に通うことが浮気などに繋がるとは考えていませんでした。事業が好転するためには接待は必要不可欠でしたから。
届いた小包は夫の書斎の机の上に置き、その存在はすっかり忘れていました。

出張から戻った夫、いつもと変わらずお土産を買ってきてくれ、笑顔で出張先での出来事を報告してくれました。
「ちょっと着替えてくる」書斎に入った夫、部屋着に着替えて出てきた夫。明らかに態度に変化があったんです。
このときは原因が全く分かりませんでした。何故か余所余所しく、私の顔色を伺うような夫の態度。
何があったのかは聞けませんでした。夫も私に何かを聞きたいようでしたが、お互い踏み込むことなく、この日は就寝してしまいました。

この日から1ヶ月ほど経った日、同じ女性からまた小包が届きました。小包を受け取り、先日の夫の開度が不審だったことを思い出しました。夫は、書斎でこの小包を見てから態度がおかしくなったはず、何が入っているのだろう。
今まで20年間、夫を疑うことはありませんでした。今までであれば、夫宛の荷物を勝手に開けることはありませんでした。でも、この小包には夫の態度を変える何かが入っているはずなんです。

勇気を振り絞って開封することにしました。何度も躊躇しましたが。
開封して愕然としました。中には衣類と20枚程度の写真。衣類は女性物でした。
そして写真には同封されている衣類と同じものを着、女性と性行為を行う夫の姿がありました。目を疑いました。でも、夫に間違いありません。
SMプレイというものでしょう。女性から屈辱的なことをされながらも喜ぶような表情で写る夫の姿。寒気がしました。しかも、写真は複数の日付が記載されていました。
手紙も同封されていました。「お前の淫らな姿が奥さんに知られたら大事だね」と。こうやって夫の淫らな姿を送りつけることによって、夫が味わうスリル自体がプレイの一環だったようです。この小包は気持ち悪かったので捨ててしまいました。

この日を境に、夫の顔を見て話すことが出来なくなりました。信頼していた夫が一気に汚らわしいものにみえるようになってしまいました。ただ、夫に写真を見てしまったことを伝えることは出来ません。そこまでの勇気はありませんでした。
夫はいつこのような行為をしているのか、相手はどういう人物なのか、手がかりは小包に書かれた女性の名と住所のみです。
このヒントだけを元に、興信所に調査を依頼しました。相手の女性の特定はあっという間でした。同時に、その女性と夫の接触を追ってもらいました。
結果、毎週接待と称して帰宅が遅かった金曜日、夫はこの女性と会い、同様の性行為をしていたのです。
調査の結果を夫に話すことは出来ませんでした。どうやって夫に話を切り出すか、どうやって女性との関係を終わらせてもらうかが今後の問題でした。

この問題も興信所の方が解決してくれました。夫がこの女性と会うことを止めたのです。解決方法はこうでした。
この女性に新しい男性との出会いを演出してくれ、魅力ある男性と関係を持ったこの女性は、夫との交際を解消してくれたのです。別れ際、夫と女性、新しい彼氏の間で激しい口論があったようです。その中で、自宅宛に送った小包の話になったようです。夫は1つしか受け取っていない、でも女性は2つ送っている。夫は理解してくれたようです。この日、帰宅してから夫は今まで以上に優しく気を使ってくれます。
でも、女装した夫の写真を見てしまった以上、1m以内に近づかれると寒気がするんですが・・・

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