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探偵事件簿:
詐欺被害相談事例08

「極悪霊媒師」47歳女性

母の死後、家族に災難が続きました。あまりに続くもので、私自身も鬱を患ってしまいました。
インターネットで知った霊媒師に相談に行くことにしました。
紳士的で安心して悩みを打ち明けることが出来ました。
霊媒師曰く、母が生前悔いを残し、それが家族に災難として現れているというのです。母を成仏して頂けるということで15万の費用を支払いました。
1時間程度の供養の儀式が終わり、霊媒師は「毎日仏壇に手を合わせなさい。続けることにより徐々に解消されていくでしょう」とのことでした。

その後、平穏な日々を送っていましたが、ある日突然霊媒師が自宅に訪れたのです。
私の顔をみるなり、「この家に住む怨念は母上だけのものではなかったようです。早急に解決しないと家族への災難はエスカレートする」というのです。
落ち着いた生活を取り戻しかけていた私は焦りました。すぐに霊媒師に供養の依頼をしました。
「この怨念は非常に厄介だ。今日のところは封印をするところまでにしましょう。定期的に様子を見に来たほうがいいでしょう」
1時間以上の儀式が行われ、30万の費用を支払いました。

その後も、2週間に1回のペースで自宅を訪れる霊媒師。毎回30万円の費用を請求されました。
母の残した保険金も無くなり、貯蓄も使い果たしたとき、霊媒師の態度が急変しました。
費用の捻出が出来なくなったことを伝えると、「まだ供養は終わってないんだよ。また元のような生活に戻りたいの?嫌なら借りてでも工面しなよ」

方々へお願いし、何とか工面した300万もあっという間に霊媒師への支払いで消え、もうこれ以上は支払いできない、と伝えたところ、その日を境に霊媒師と一切連絡が取れなくなりました。
霊媒師の事務所も転居しており、ホームページも削除されていました。
供養費用として霊媒師に支払ったのは3000万円を超えていました。

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