自宅で昼食を終え、ひといきついていた時、自宅の電話が鳴りました。
「○○カンパニーのS木と申します。お嬢さんの通信教育の教材費が未納となっております。こちらとしましても、お支払いがないと教材はお送り出来ないのですが、契約している以上、キャンセルは出来ませんので早急にお振込頂けませんか?」
と、一方的に話をしてくるのです。威圧的な声、話し方に恐怖さえ感じました。
娘が通信教育の教材を契約していたのは小2のとき、娘は今年中学校に入学します。
「教材を契約した覚えがない」と伝えると、「4年前に契約したときに、中学入学講座の教材も契約してますよ?お忘れですか?」
○○カンパニーS木氏は言うのです。私は全く覚えがありませんでした。記憶にもない分、そんな契約をしてしまったのではないか、という考えも出てきていました。
S木氏からの請求金額、70万円。これが中学生活の3年間、毎年発生するということでした。
ただ、3年分をまとめて支払うと20%の割引がされるとの事。悩んだ挙句、3年分をS木氏から言われた口座に振り込みました。
主人には内緒にしていました。契約したことも話してなかったし、また勝手に支払いも済ませてしまっているなんて怒られるに決まってるからです。
その後2ヶ月経過しても、教材は送られてきませんでした。不安になってS木氏から聞いていた○○カンパニーに電話しました。
受話器から聞こえてきたのは現在使用されていませんの案内。
この時点でやっと気づくことが出来ました。詐欺だったんだと。
支払った額、168万円。こんな高額ですから、主人にもすぐにばれてしまい、ものすごい剣幕で説教されました。
この手の詐欺は、ワイドショーやニュースで見ていて、引っかかる人がいるんだなと馬鹿にしていたのですが、まさかこんな簡単に私が引っかかるなんて。
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