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探偵事件簿:
浮気調査相談事例04

「出会い系サイト依存症」26歳女性

夫は片時も携帯電話を手放しません。趣味=携帯電話みたいな人でした。最新機種が出ればすぐに機種変更、着メロや待ち受け画面の画像にもこだわる人。
男のくせに、なんて思っていましたが、個人の趣味ですから気にすることもありませんでした。
しかも男のくせにメール大好き。仕事先からでもちょっとしたことでメール、1日10件は送られてきました。まぁ、愛されてる証拠かな?そう思って顔文字つ けて愛情たっぷり返信をしてました。
家にいるときも、面倒だと隣の部屋から「お茶持ってきて ( ^-^)_旦~~ 」なんてメールしてくるくらいですから重症です。

最初はただのメール好きだと思ってた夫、家にいるときも食事しながらメール、テレビ見ながらメール、本当に体の一部と化していました。
あまりにメールのやりとりが多いので、「いつも誰とメールしてるの?」と聞いたことがありました。夫は「ん?友達」と一言の返事。
でも、メールをやっている時間が長すぎるんです。夫は携帯を見せてくれることはまずありません。しかも片時も手放しません。どうにかしてメールのやりとりの相手を探ろうとしましたが出来ませんでした。

ある日、駅前のスーパーで買物を終え、帰宅しようかというときに夫からメール。「○俊と飲んで帰る」○俊君は夫の幼馴染、家も近く、夫ともよく飲みに出掛け る仲でした。
「わかったよ。飲み過ぎないようにね」と返信したとき、なんと目の前を○俊君が歩いているのです。私に気付いた○俊君、私に声をかけ、「今 日、彼女の誕生日なんだ。これから家でパーティするんだよ」って。
あれっ?夫が○俊君と飲むって言っていたことは言えませんでした。というか言いませんで した。女の勘です。
絶対に女です。間違いない。嘘をつくくらいですから。

夫が飲みに行くという日全てに探偵さんに尾行調査を依頼しました。仕事が終わると同時に尾行開始。
呆れる調査報告でした。週に1度、飲み会やら○俊君と飲むと言い、遅く帰宅する夫。実際は毎回女性と会っていました。しかも毎回違う女性。夫と女性の様子から判断すると、出会い系サイトなどで知り合ってデートまで持ち込んでるようです。
日によって状況は全く異なりました。もう、数回会っているであろう女性、慣れた様子で食事の後ラブホテルへ。
どうやら初めて会う女性、気を使って女性をもてなす夫、ホテルまで行くこともあれば、あっさり振られる日も。必死にホテルへ連れ込もうとする夫の姿も鮮明に撮られていました。
報告書を見ているのが恥ずかしい。でも、これが私の夫・・・

家で夫の帰宅を待ちました。いつもどおりノン気な「これから帰るメール」
帰宅した夫に、即説教。簡単に土下座する情けない夫。夫の命と同じくらい大切な携帯も折ってあげました。
もう二度としないという夫を許す代わりに毎日の携帯電話のチェック、月に一度、私の全てのわがままをきく日をつくるという条件をつけました。
携帯チェックまでに履歴を全て消しておけばバレないだろうと、夫は「工作」してきましたが、全てお見通し。今では日本一のカカア殿下となりつつあります。男って懲りない生き物ですね。

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