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探偵事件簿:
個人信用調査相談例04

「幼馴染への投資」32歳男性

5年ほど前の事ですが、幼馴染のOと一緒に飲んでいたときのことです。
私は運送業ですが子供の頃から数字が得意だったOは現在システムエンジニアをしており、職業は違うものの妙にウマが合い連絡を取り合い飲むことが多かったのです。
そんなOが熱っぽく語りました「これからはとにかくネットの時代だよ」と、ネットは儲かるとか、そういう話は聞いたことがありましたが、自分はそれほど興味がなかったこともあり、詳しく知る事もありませんでした。
Oは私の商売とは桁が違う話を次々とし、私も感心しながら彼の話を聞いていました。

そして、テレビによく出ている占い師○○○○のサイトは月商1億円もあり、人気のサイトなら毎週少し誰かがメンテナンスするだけで寝ていても大きな利益を手にすることもがきる事を教えてくれました。
インターネットを知らない私でも、その占い師は知っており、確かに娘もその占いを見ていたような事を思い出しました。
Oは続けて,自分の知り合いが姓名判断の小さなサイトを立ち上げたばかりだが、もう月に200万くらい利益が出ていることを話しました。
さらに、実は知り合いに有名な銀座の占い師がおり、彼女の占いサイトを立ち上げる計画をしている話しをしてきたのです。私にとっては縁の無い話でしたので、羨ましいばかりでした。
ところが、絶好のチャンスにもかかわらず資金が300万円程足りないそうなのです。
Oは私に資金があれば、一緒にやってみないかと誘い、幼馴染と一緒に儲けたいと思っている事や、メンテナンスなんかは全部自分のほうでやるので何もしなくてもちょっとした副業になると話しました。
その日は、それで別れましたが、Oのその話に私は大いに興味をもちました。

次の週にまたOに誘われ、詳しく話しを聞くことにしました。
話しを聞けば聞くほど魅力的な話でしたが、私にとっては大金と言う事もあり、躊躇していると、他にもあてがあるので無理であれば他を当たると言われたのです。
私は少しあせりを感じ300万を用意することを約束しました。
知らない人間であればもっと慎重になっていたのでしょうが、幼馴染だったこともあり疑う余地はありませんでした。

しばらくするとサイトが完成し、ついに運営が始まりました。
私は毎日のように連絡をし、状況を聞きましたが、まだ立ち上げたばかりなので、すぐに利益は出ないと言う回答が続きました。
しかし、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月経ってもOの言うことは同じでした。
最初の頃はすぐに売り上げが200万にもなるという話と大きく違ったことに不安になった私は別の友人にOのサイトを見てもらうことにしました。
返ってきた答えは、とても月に大きな利益を上げるようなものではなく、この程度のサイトであれば300万円もかからず高校生でも作れるとのことでした。
私は慌ててOに電話し、話を聞くと、サイト運営は当り外れもあり難しく、見えないところで経費がかかっているとの返答でした。
追い討ちをかけるように、「必ず儲かる商売は無いし、保障した記憶も無い。」とのセリフに私は頭の中が真っ白になりました。

何ヶ月かたち、Oとのことも忘れかけていたある日、街で別の幼馴染に会いました。
私がOの事を話すと驚いた事に、その幼馴染も占いサイトに投資していたのです。
やはり利益などは全く無かったようです。
その幼馴染は、興信所に依頼をし、Oのことを調べてもらったらしいのですが、実際には占い師のサイトは形だけで、Oの妻がネットワークビジネスをやっており、出資した資金はまったく違う事業に使われて消えてしまったということだったのです。
私は信じられませんでした、自分の資金がそんなことに使われ消えてしまっていたとは。
その幼馴染は事実の証拠を掴み、奥さんの実家から返金をしてもらったそうです。
しかし、既にOとは連絡がとれず居場所すらわかりません。
事実を知った以上、黙ってはいられません。何とか彼の居場所を突き止め、返金をしてもらおうと考えています。

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