HOME探偵事件簿>個人信用調査相談例01

探偵事件簿:
個人信用調査相談例01

「賃借の目的」27歳男性

私は27歳の派遣会社社員です。同じ部署で別の派遣会社から派遣されてきていた同僚のK君という人物がいたのですが、年齢も同じくらいで、よく隣のデスクになっていたこともあり、すぐに打ち解けました。
彼は仕事も派遣の期間も長く真面目で職場でも責任ある仕事をまかされており、いろいろと親切に教えてくれました。

そんなある日、終業間近に隣のデスクで仕事をしていたK君が、財布を忘れてきたので帰りの電車代1000円貸してくれないかと言ってきたのです。
金額が少ない事もあり、私は快く貸すことにしました。
翌日、出勤するとK君は私に倍の2000円を返してきたのです。私はもちろん断りましたが、結果的には受け取ってしまいました。
それを皮切りに、K君は給料日前など事あるごとに、お金を貸して欲しいと言ってくるようになりました。それでも給料日にはいつも決まっていくらかお礼をつけて返してきたこともあり、私も若干とはいえ上乗せで払ってくれる事に味をしめていたのです。

それからしばらくすると、K君が思いつめたような表情で僕のところに来ました。
なんと30万ものお金を貸して欲しいと言うのです。今までは千円単位のお金でしたが、30万といえば一ヶ月の給料以上です。私は驚きつつも事情を聞くことにしました。
どうやら彼の母が急に入院してしまい、手術費用であと30万円足りないそうなのです。
今までも、病弱な母に仕送りをしていた為、お金が足りなくなっていたことも話してくれました。
金額が金額なので最初はちょっと迷ったのですが、生命保険がおりればすぐに返済できると話でしたし、今まで貸した分は全てキチンと返してくれ、彼は借りたものは必ず返すしっかりした人物だと思っていたこともあり、貯金をおろして貸すことにしました。

次の日からK君は病院で付き添いになるのでしばらく仕事は休まなければいけないということでしたが、2~3日も経つと、彼のほうから連絡があり手術成功の知らせを聞きました。
ところが、それから1週間、2週間、いつまで経っても全くK君から連絡はありません。
こっちから携帯にかけるといつも圏外です。病院にいるので仕方ないと思いつつも不安になり、K君と同じ派遣会社から来ている人にK君のことを聞いてみました。
すると驚く事にK君はすでに辞めてしまったということだったのです。
お母さんが入院したという話も誰も知りませんでした。

私は慌てて彼の連絡先を派遣会社に問い合わせましたが、個人情報なので教えられないとのことでどうすることもできません。
警察にもお金の貸し借りは弁護士に相談するように言われましたが、弁護士に相談するにも金額が30万程度では逆に高くつくと言われました。
僕はK君に騙されたのでしょうか?お母さんが入院したというのは嘘だったのでしょうか?それすらもわかりません。
せめて彼の居場所さえわかれば・・・
今となっては、唯一の手がかりは携帯電話だけです、しかし、その携帯電話は未だに圏外です。

←探偵事件簿一覧ページへ戻る

無料相談専用フリーダイヤル:0120-588-287 無料相談専用フリーダイヤル:0120-588-287